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[映画] 台湾の淡い一夜を描いた「台北の朝、僕は恋をする」を観た

公開日: : 最終更新日:2012/11/20 アート, 私生活 , , , ,

photo credit: komehachi888 via photo pin cc


2010年公開(日本では2011年に公開)されたアーヴィン・チェン監督のベルリン国際映画祭最優秀アジア映画賞作品『台北の朝、僕は恋をする』(原題:一頁台北、Au Revoir Taipei)は、台北の街を舞台にした、優しい人達のちょっと不思議な恋愛映画。

アジア映画特有なゆるさをおびてて面白かった。

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あらすじ


台北に暮らすカイ(ジャック・ヤオ)の大好きな恋人がパリに留学してしまう。その日以降彼は、本屋にフランス語の本を読みに通うという寂しい日々を繰り返し過ごしている。恋人を想い、パリに電話をかけても、彼女はいつも出てくれない・・・。
本屋で働く、可愛く、でもどこか孤独な面影を持つ女の子、スージー(アンバー・クォ)は毎日やってくるカイが気になって仕方ない。どうしてもパリに行きたいカイは仕方なく地元のボスからお金を借りることにし、その条件として謎の小包を運ぶ、怪しげな仕事を受けることになった。そしてそれは、カイと偶然巻き込まれたスージーのコミカルでロマンティックな一夜の始まりだった・・・。
ストーリー|映画『台北の朝、僕は恋をする』公式HP


雑多な夜市の人ごみのなかや地下鉄の駅、コンビニなど、日本に似ていて、でもどこか不思議なエネルギーを感じる台北の街。その中をかけぬけていく登場人物たち。

淡々とすすんでいく物語の中で、淡くどこか懐かしい雰囲気を感じる映画。


キャスト


監督は、初監督短編作品の『MEI 美』でベルリン国際映画祭銀熊賞を受賞したアーヴィン・チェン監督。
たよりない主人公のカイを演じるのは、『MEI 美』にも出演したジャック・ヤオ。キュートな本屋の店員スージーを演じるのは、歌手としても人気の国民的スターのアンバー・クォ。


アンバー・クォは、宮崎あおいをあっさりさせた感じ。はにかみ笑顔がかわいい。



雑さも含めて雰囲気

この映画の良さは、全体におびるゆるい空気感と雰囲気。いきなり現れる女の子、気が付けば気がかわっている主人公。基本的な心理描写が荒いので、ぬけおちた部分を想像で補完していきながら観ないといまいち理解できません。ストーリーを割愛してテンポをあげる、というわけではなく、割愛してる割りには、お話は最後までのんびりとしたペース。

でも、そののんびり加減が、なんとも心地よい、不思議な空気感をもつ映画です。


優しい男の子ともっと優しい女の子

登場するすべての男性キャラクターが、どこか間の抜けたやさしい人たち。すぐに思考が横道にそれる悪者とか、好きな女の子を誘えない若者とか、後輩にはいきがってても、彼女に去られてショックを隠せない青年とか。とにかく気が優しくて、まのぬけた男の子ばっかり。年齢に関係なく、少年ってかんじのキャラクターだらけ。

それに反して、女性キャラクターたちは、みな賢くて、アクティブで、それでいて目の前の気が弱くて頼りない男の子たちを黙って見守っていてくれるという天使具合。ほんと天使。
なんというか、男の子との距離のとり方がうますぎて、惚れてまうやろー状態。
女性キャラクターたちが作品の雰囲気を作ってくれてるなーって感じがします。


台北にいってみたくなる

これでもかっていうぐらいに、夜の台北の街をカラフルで魅力いっぱいに映した作品で、旅行好きにはたまらない。夜市も大定番の士林夜市ではなく、少し規模の小さい師大夜市をロケ地とするなど、等身大の台北を美しく表現しているところが見どころ。

ドキドキやハラハラはないので、映画として物足りなく感じる人も多いでしょうが、日常のささいな出来事を大切にしたゆるーい作品が好きな方におすすめの映画です。

ちゃお!



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  • わっと ( @WatOno )
    東京生まれ 南カリフォルニア育ち、神戸、伊豆を経て現在は東京在住。84年生まれ/輸入コーディネーター。

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